不覚にも
2008年 12月 17日
泣いてしまいました。
やっと読み終わりました。
「容疑者Xの献身」
半分くらいまでは
一人称でも二人称でもないような、なんか
目線の見えない感じの文体(私の頭が悪いだけ)に
ちょっとイライラしたり
主人公を誰においているのか分からなくて
(ついドラマや映画の役者をあてはめちゃってたから?)
すごく時間がかかった(数ヶ月)のだけど
後半三分の一はイッキ読み。
文庫の帯に書いてあった
『命がけの純愛が生んだ犯罪』
っていうのが分かった気がする(意味合いとして)。
予想を裏切るどんでん返しもあって
感動して泣かされる・・・。
すごい小説でした。
すごい・・・んだけど
せつないっていうか
やりきれないっていうか
読後感が良くない。にがい。
だって、靖子の元夫ひどい男だったし。
殺されても当然の人、なんているわけないんだけど
この元夫が生きていたら
そのまわりの何人がどれだけの時間どれくらいの被害を
こうむる事になるのか。
この元夫が本当の本当に悪い奴だったので
その殺人については正当防衛だと思うし
情状酌量でなんとかしてくれないかなーとか・・・
小説なのにマジに靖子に肩入れしてしまったりして。
もちろん小説だからフィクションなんだから
だから事件そのものよりもその後の隠蔽工作のトリックの
複雑さやそれをどう見破るかというところこそが
この作品の軸であり面白さなんだろうけど。
女は精神的には強くてたくましい。
でも、力(暴力)では男にかなわない。
暴力でねじ伏せられることの恐怖と絶望感。
この作品の、殺人事件の元凶となった、そういう部分。
なぜ靖子が元夫を殺すことになってしまったのか。
話の筋を離れて、そればかりが頭の中をいつまでも
ぐるぐる回ってしまう、そんな作品でした。
これを読み終わったら映画も観ようかなと思ったけれど
(大好きな福山サマ主演だし)
精神的にキツいのでやめておきます。
フィクション!フィクションだってのはわかっているけどね。
あまりにも後味が悪い・・・。
やっと読み終わりました。
「容疑者Xの献身」
半分くらいまでは
一人称でも二人称でもないような、なんか
目線の見えない感じの文体(私の頭が悪いだけ)に
ちょっとイライラしたり
主人公を誰においているのか分からなくて
(ついドラマや映画の役者をあてはめちゃってたから?)
すごく時間がかかった(数ヶ月)のだけど
後半三分の一はイッキ読み。
文庫の帯に書いてあった
『命がけの純愛が生んだ犯罪』
っていうのが分かった気がする(意味合いとして)。
予想を裏切るどんでん返しもあって
感動して泣かされる・・・。
すごい小説でした。
すごい・・・んだけど
せつないっていうか
やりきれないっていうか
読後感が良くない。にがい。
だって、靖子の元夫ひどい男だったし。
殺されても当然の人、なんているわけないんだけど
この元夫が生きていたら
そのまわりの何人がどれだけの時間どれくらいの被害を
こうむる事になるのか。
この元夫が本当の本当に悪い奴だったので
その殺人については正当防衛だと思うし
情状酌量でなんとかしてくれないかなーとか・・・
小説なのにマジに靖子に肩入れしてしまったりして。
もちろん小説だからフィクションなんだから
だから事件そのものよりもその後の隠蔽工作のトリックの
複雑さやそれをどう見破るかというところこそが
この作品の軸であり面白さなんだろうけど。
女は精神的には強くてたくましい。
でも、力(暴力)では男にかなわない。
暴力でねじ伏せられることの恐怖と絶望感。
この作品の、殺人事件の元凶となった、そういう部分。
なぜ靖子が元夫を殺すことになってしまったのか。
話の筋を離れて、そればかりが頭の中をいつまでも
ぐるぐる回ってしまう、そんな作品でした。
これを読み終わったら映画も観ようかなと思ったけれど
(大好きな福山サマ主演だし)
精神的にキツいのでやめておきます。
フィクション!フィクションだってのはわかっているけどね。
あまりにも後味が悪い・・・。
by bowie94 | 2008-12-17 19:54 | ご趣味な世界